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今回は音楽の話題。
実は音楽の話を活字にするのは味気なくて嫌いである。CDに付いている解説なんかもたいてい読まない。あんな物を付けるくらいならもっと安くしろというのが持論である。にもかかわらず今回は音楽の話。
ポップスは昔から好きだが、年と共にひねくれてくるのか、歌は人並みだがルックスのいい若者をだしにして金もうけしようとする音楽産業には嫌気が差している。そんなわけで、安心して聞けるのは、お金が十分にあって、創作意欲もまだまだあって、好きな曲を好きなように作ることができる、元大スターみたいな人たちである。
タイトルの2つのJは、そういう2人、ジャスティン・ヘイワードとジム・ウェッブである。どちらも20年以上にわたって、シンガー及びソングライターとして活躍している。
ジャスティン・ヘイワードはムーディブルースのメンバーで殆どのヒット曲を書いている。他のメンバーが活動しなくなった現在でも、ただ一人アルバムを出しつづけていて、出来不出来はあるが、すばらしい曲が多数ある。「顔だけの人」なんて言われたこともあるが断じてそうではない。ただしちょっとナルシスト気味のところはある。「童夢」「セブンス・ソジャーン」「ブルー・ジェイ」あたりの音が、僕らの世代にはぴったりくる。91年にCD化された「ブルー・ジェイ」が再発されるのを、私は15年以上待ち続けた。(気がながいだって?いやまだまだ・・・)昨年出た"The View from the Hill"も久しぶりの佳作である。
一方のジム・ウェッブは「マッカーサー・パーク」や「恋はフェニックス」等で知られるが、ミュージシャンにも崇拝者が多い。(アート・ガーファンクルやリンダ・ロンシュタット等。)私は彼が作詞、作曲、アレンジ、プロデュースしたリチャード・ハリスのLPを25年前、FM放送から録音し、そのテープを今でも持っている。(奇しくも、そのテープの裏はJ・ヘイワードの「ブルー・ジェイ」である。)昨年、ついに、これが再発されたときには("The Webb session 1968-69")一箇月ほど毎日聞き、その後目覚ましCDにしばらく使った。これは60年代ポップスの1つの頂点だと固く信じている。彼は単なる3分間のヒット曲ではなく後世に残るものを作りたかったようだ。その意に反して、これはグラミー賞を受けたにもかかわらず長い間手に入らな
かったものだ。
今年はベストアルバム"ARCHIVE 1970 to 1977"が出た。大切にしていた、ジョージ・マーティンのプロデュースしたLP"EL MIRAGE"の曲も入っている。新曲の方は1993年に出た「サスペンディング・ディスビリーフ」が最新である。(96年には昔の歌を再録した"ten easy peaces"が出たが。)その前は、なんと11年前の「エンジェル・ハート」。いやあ、こうでなくちゃ。音の方はハードになってきているが、本当はストリングスをたっぷり使った60年代の音をもう一度出して欲しいのである。バカラックやカーペンターズが若者の間で聞かれるようになった昨今、次はジム・ウェッブだと思うのだが・・・。
(これを書いた3年後に日本でジム・ウエッブのオリジナルアルバムが次々にCD化された。感謝っ!)
2人のJには、次のアルバムが何年先になろうがマイペースでやってくださいと願わずにいられない。間違って?日本でヒットなんかしてもプロモーションで来日なんてしちゃだめだぜい!
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